10年ほど前までは、求人募集と言ったら「給与・勤務時間・休み」この程度の情報でも問合せがありました。
令和になった今では、この情報だけでは求職者からの問合せは来ません。
「続けることができるのか」「自分にできるのか」「職場に打ち解けることができる雰囲気か」など色々な判断基準が増え同業他社よりよい条件でも問合せが少ないケースがあります。
正社員なら有給休暇のとりやすさや残業の有無、アルバイトならシフトに自由があるのかなどなど・・一昔では考えられない事が判断基準になりつつあります。
「たくさん働いて結果を出してたくさん給料をもらおう!」という求職者は減ってきているように感じます。
日本自体の成長が鈍化している今当たり前と言ったら当たり前のことですね。
高齢化が進み、国自体の成長が見込めないのに給料UPも見込めないと諦めてしまっている傾向にあります。
具体的に働きやすさの基準になりそうな例をあげていきます。
子供が小さいけど学校行事や病気の時に休めるか
小さな子どもがいる家庭では大きな問題だと思います。
共働きが当たり前になりつつある今、男女関係なく重要な問題です。
女性が子供の面倒をみて男性は外で稼いでくるという時代は終わりました。
例えばパート従業員を募集する場合、少人数で長時間働ける人を募集すると急な休みなどでシフトが崩れてしまいます。
求人募集も短時間で出勤日数を少な目にすることで問合せがあるかもしれません。
パート従業員でも仕事を覚えてもらって戦力に・・と考えたくなりますが、より仕事を細分化し短時間でもこなせる仕事を作り出すことが大切になってきます。
正社員の場合は、産休制度・育休制度のある企業も増えてきました。
その他子供の行事へ出席できるのか。授業参観や運動会、学芸会など見に行けるのかなども判断の基準になると思います。
ダブルワーク(副業)可能か
バブル崩壊後、対して給料は上がっていません。最低時給は徐々に上がってきてはいるのですがそれ以上に物価が上がってきています。一つの仕事で生活というのではちょっとした贅沢もできない人も少なくありません。
業務内容上「副業不可」というところもあるかと思います。
しかし、本業に影響のない範囲の副業もひとつの選択肢になりつつあります。
本業の仕事帰りに数時間だけ働いてお小遣い稼ぎ。こういう求人も良いかもしれません。
旅行に行くために長期休暇が取れるのか
最近は、生活に占める割合が仕事から趣味などが大きくなってきています。
週末などの休みの日だけでできる趣味なら良いのですが、海外旅行などになると週末や大型連休だけではなかなかいけません。
こういう休暇を取ることができるのか。取れるなら今までこういう休暇をとった従業員がいるなど具体的に紹介する事もよいアピールになると思います。
まとめ
週5日、8時間勤務。こういう仕事を探している人だけではないです。
色々な働き方に企業側も対応していくことが人材不足の解消になると思います。